黄王、そして剪定と管理

黄王8年生の園地、剪定終了!
この園地は私にとって色々とj気づきが多い、りんご生産の節目となった畑です。
私が経営を担って、自分で植えた4回目の改植園地なのだが、初めてりんごの木と話ができたというか、意思疎通ができたと思えた畑です。それまでの失敗を振り返って、ちょっとりんごとの距離が縮まった気がしました。
それまでの3回は技術も経験も何もかもが足りなくて、とにかく試行錯誤してたのを思い出します。
そんな畑の黄王ですが、どこか洋梨のような風味の、今までにない味のすごくおいしいりんごです。興味のある方は9月上旬収穫ですので、よろしければお試し下さい。
さてりんご栽培に重要な剪定ですが、それに伴って重要な仕事が傷口の処理です。
りんごにはフラン病という皮が腐っていく病気があります。その恐ろしい病気から木を守るためや傷口の治りを良くするために、のこぎりや、ハサミで切った傷口に墨汁いりの塗布剤を塗ります。
塗布前


塗布後


墨汁は殺菌効果もあり、また黒い色は熱もちがいいので、傷が早く治ります。


地道な作業ですが木の健康を保つため重要な仕事です。