店長日記

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今日息子の運動会。だが生憎の雨。



今日のために一層懸命練習してきた息子のことを思えば残念で、悲しい気持ちいっぱいです。
だが青森は六月に入ってまとまった雨がほぼない状態です。
りんごの親としては久々の、待ちわびた雨!
う~ん、複雑です。
近くの小学校の体育館を借りて、運動会ができたので両方良しとするかな!
この小学校私の母校です。
今から30年前一回目の一年生として入学した小学校です。
およそ20年ぶりに入った小学校は、当時のままほとんど変わってなく、昔を思いだし懐かしい気持ちになりました。
悲しい、嬉しい、懐かしい、いろんな気持ちが交錯する一日でした。

先日、来県された栃木県のハート&ベリーの野口さんとさくらまさんから教えていただいたQS栽培の試験がとうとう始動です。
QS栽培は極めれば、減農薬(主に殺菌剤)、肥大、味の向上など色々な効果があると思いますが、今年の目的はとにかく味の向上!
今年は数ある資材の中で5つ資材の試験をしてみます、。
使うのは
QS-B3、QS-B4、YMC-E、楽農美人SP、QS-H4という名前です。
いっこ昔流行ったヒデキの曲のようなのが・・・(笑)


それぞれの効能
QS-B3、QS-B4:カツオ主体の良質なアミノ酸の補給
YMCーE:光合成促進、糖度向上
楽農美人SP:肥料吸収能力向上、日持ち向上
QS-H4:海藻の発酵液による豊富なアミノ酸と微量要素、カルシウム補給
これまた先日書いた、りんごが生殖成長に移行してきたので、味を今からのせていくのにQS-H4以外の資材を今から5回使い、仕上げにQS-H4を2回使ってみようかと思ってます。
今までやってきた別の資材との差がどのくらいあるのか、味の違いが明確に出るのかなど出来秋が今から楽しみです。
一回使ってみた感想はとにかくカツオのダシの匂いが畑いっぱいに広がってます。
こりゃ効きそうです。
ここ最近毎年思うことだが、今年も異常気象の連続です。
連日テレビから流れる観測史上1位などの報道!
自然を相手にしている職業なので、肌で感じてます。
2月、3月の雪のすくなさ、観測史上2番目に早いりんごの開花、
そして今も続く旱魃。6月に入ってほとんど雨が降ってない!
りんごの葉っぱの色もだいぶ薄くなってきてます。
今週末待望の雨の予報!なので
追肥をしました。
追肥は2種類です。
キーゼライト




りんごの成長は主に二つのステージに分けられます。
自分の体をつくる(葉っぱ、枝)栄養成長と
子孫をつくる(りんごの実、来年の花芽)生殖成長です。
だいたい青森では6月後半から7月前半にその切り替えがおきる時期です。
今年伸びた枝が止まるのが合図です。
今年はだいぶ生殖成長に切り替えが進んできました。
これからの来年の花芽形成や、りんごの味をのせるりん酸の吸収に、
キーゼライトが役立ちます。

有機質(100%)肥料



今頃になると春に巻いた肥料の効果が切れてきます。
葉っぱの色が薄くなってきたのが、その証!りんごの出すサインです。
なので秋まで持続してジワジワ効く有機質の肥料が必要です。
当然味の面にも現れます。
「ふじ」などのツル割れの軽減にも役立ちます。
有機質肥料といっても、色々な種類があります。
チッソが強いものだったり、りん酸が強いものだったり!
当農園ではりんごの品種、樹齢、樹勢(元気な木もあれば、弱い木もあります)に合わせて、一本、一本その子に合った肥料の種類や、量を選択しています。
今の季節になると、昔オヤジが言ってた言葉を思い出します。
「りんごの木は子供と一緒だ。いっぱい食う子もいれば、体が弱くて食べれない子もいる。体が大きい子もいれば、小さい子もいる。みんな違うんだ。その子に合わせて接してあげないと」
りんごを生業としている私が、最も大切にしている教えの一つです。
今りんごのためにできる最善のことを一つ一つ丁寧に行い、秋には喜んでもらえる
りんごをお届けします。
8日は県が主催の勉強会に出席しました。



我々生産者が提案する一方的ないい商品?でなく、買う人、欲しい人が求める視点にたったいい商品などの考え方、提案の仕方など学びました。
生産者の常識は消費者の非常識!にならないよう心がけたいと思います。
せっかく新聞にのってたのだが、私は右側の切れてる部分にいました。(泣)
また10日はthe earthという生産者の勉強会に行ってきました。
土とりんごの出来の関係性など地元の大先輩より教えていただきました。


生産の土台となる土作りの奥の深さを実感しました。
栽培、流通一貫した流れの中で自分の農業経営をもう一度再構築しなければと思います。
全ては食べてくれる人の笑顔のために!
頑張ります。
原田種苗の社長さんが亡くなり、お通夜に行ってきました。
今は亡き父と、社長さんが親交があり、私は息子さんの専務と親交があります。
親子二代に渡りお世話になっています。


お通夜はものすごい人で溢れかえっていて、一代で原田種苗を大きくしてきた社長さんの、人柄と人徳がうかがえました。
今更ながら良い品種や苗木を供給してくれるので、我々生産者は安心して生産に打ち込めるのだと、色々な人達のおかげで我々生産者があるのだと思いました。
すごく心に残っている亡くなった社長さんの言葉があります。


農業者は、こうありたいと思える胸に響く言葉です。
ご冥福をお祈りします。
草刈り一回目です。
齊藤農園の草刈りはこのマシンで行います。


このマシン、実にスグレ物です。なぜかというと


横に約80cmほど飛び出し、草刈りができます。
齊藤農園では園地のほとんどがワイ化栽培ですので、下枝があると樹の下は、普通の草刈機では刈り取ることができません。


そこでコイツがとても役立ちます。
こんなふうに樹の下まで、バッチリ刈れます。
人の手と機械の力をうまく合わせて今日も頑張ってます。


昨日は板柳町ワイ化研究会の摘果、栽培管理研修会でした。
今回も60人ほどの会員が集まりました。
まず会長の中畑元男園で資料を使っての生育状況、これからの管理ポイント
などの説明がありました。



その後は実際のりんごの木に向かっての講習会です。
今回は会長園を含めて、計4箇所の会員の園地をまわり、
その場に合った課題の検討、対策などみんなで勉強しました。


会員ひとりひとりが悩んでる課題、抱えている問題も違い、現地での検討は内容が濃く、ためになります。
みんな真剣です。
夜は恒例の反省会兼懇親会!
現地で聞けなかったことも、お酒が入ると聞けちゃったりします。
新しい会員も一人増え、大いに盛り上がりました。
盛り上がりすぎて二日酔いで大変した。(泣)



今日は子供の保育参観日でした。
妻と子供の成長を見に行ってきました。
うちの子が通う保育所、実は私も35年ほど前に通ってました。
多少のリホームはされてますが、当時の面影がかなり残っていて、すごく懐かしく
、昔の記憶が思い出されます。



親子二代、同じ保育所、学校と歴史が積み重なることに、感動です。
また、子供の成長を目の当たりにして、思わず妻と顔がほころびました。
まっすぐ、素直に成長しろよ~!
保育所の先生方、大変でしょうが、いつも、いつも有難うございます。
感謝です!
昨日、今日と人の出会いに恵まれた二日間でした。
まず私が卒業した農林水産省農業者大学校(民営化など紆余曲折を経て→)後継学校の日本農業経営大学校の学生二人を連れて、後輩の佐藤君が訪ねて来てくれたことだ。後輩が訪ねてきてくれる、こんなに嬉しいことはない。
彼とは小、中、高、大学校と一緒で、畑も隣という切っても切れない縁のある人物だ。
今は日本農業経営大学校の教務部で働いている。
この学校、未来の日本の農業を、背負って立つ若者を、最高の環境で育成する素晴らしい学校です。
学生に話をしてくれとのことだったので、卒業してからのこと、りんごのこと、経営のことなど色々話をしました。(何か得られるものが、あってくれてたらいいのだが)
何かを教えるっていうより、色々な人との会話の中で自分が学びたいと思う。
どんなことでもいい、気付ける自分になりたいって思う。
そんなことを思いつつ、15年前の自分を学生たちに重ねて、懐かしく、微笑まし気持ちでいっぱいでした。



その後、地元の農家水木さんの紹介で、栃木県の株式会社ハート&ベリー代表の野口さん、有限会社さくらまの櫻間さんとお会いしました。
この野口さんは栃木で苺を生産、販売する日本でもトップクラス苺農家の方です。帝国ホテルなど名だたる所が、野口さんの栽培された苺の大ファンです。
櫻間さんは野口さんを支える肥料販売会社さんで、QS肥料という特殊肥料などを販売されています。
野口さん曰く、「ウチの苺の品質と味を支えているのはQS肥料だ」とのことです。
初日の16日は地元津軽三味線居酒屋「山唄」で地元の若手りんご農家のみなさんとQS肥料の勉強会と懇親会でした。



津軽三味線と民謡を聞きながら色々なことをお聞きしました。
一番心に残っているのは、「農業経営で栽培技術、販売戦略と車に例えるとの両輪がなければならない、でもこれからは4WDでなければ」とのこと!なるほどだ!
17日は水木さんの園地で実際に肥料を見ての使用方法の講習です。



日本トップクラスの苺の品質、味を誇る野口さんを支えているQS肥料、みんなかなり興味があり質問が絶えません。
私も自分なりにお二人に質問し、試験してみることにしました!
目指すは誰もが喜んでくれる味と品質のりんご!
想いはつきません!
初対面の私たちに親切に教えてくださったお二人に感謝でいっぱいです。
自分の思い描く、夢のようなりんごへの一歩のスタートです。
先日お伝えした人工受粉に最も必要なのが花粉です。
花粉といってもなんでもいいわけでは無く、品種によって受粉できる花粉とできない花粉があります。
りんごの遺伝子にはS遺伝子というのがあります。



例えばこの黄王とシナノスイートS遺伝子がS1、S7と一緒です。
遺伝子が一緒ということは、つまりお互いの花粉で受粉できないということです。
このような自分の園地の品種構成を考え花粉をとる品種を選択します。
当農園では王林、黄王、シナノゴールドの黄色品種をメインに花粉採集してます。
特に王林は万能で既存の大体の品種にOKです。
また自家受粉といって自分の花粉で自分を受粉できる品種です。
花粉の取り方
まず風船状に膨らんだ花を選んで採取します。


これをバラバラにする機械にいれ葯を取り出します。





ですが葯だけでなく花びらなどいらないものも、まだ混じってます。
これを振るいにかけて不純物を取り除いていきます。


それでも細かい不純物はまだ残ります。
ここで最後に必殺技!
タオルによる不純物吸着法!



こんなにとれます。
これを何度も繰り返し、出来たのがコレ!


かなりの純粋度です。
不純物が多いほど受粉能力が下がるのでとても大事な作業です。
最後に開葯機に入れます。


設定温度は24度くらいです。
葯の湿度にもよりますが葯1日半で出来上がりです。
当農園では来年度分の貯蔵花粉も含め葯600g程の花粉をとります。
花粉採取の間、人工受粉の時期と重なり、毎日よる8時すぎまで、この作業が続きます。
大変だけどちゃんと受粉したりんごはちゃんと種が入る。
ちゃんと種が入ったりんごは当然味も形もいいのです。
今年も秋に最高のりんごをお届けできることを目指し、
一つ一つの作業をおろそかにせず頑張っていきます。
りんごの花も咲き乱れ人工受粉の季節になりました。
青森県では一般的にマメコバチによる受粉がメジャーです。


このハチは元々私たちの地方の茅葺き屋根に住んでいたらしく、
松山栄久さんという方が増殖、実用化に成功しました。
それまでは一つ一つの花に綿棒などで花粉をつけるという気の遠くなる作業をしていました。松山さんのおかげでかなりの作業軽減になりました。
またこのハチは針がないので刺しません。
今ではほとんどのりんご農家で葦がやで巣箱を作り、マメコバチを飼育しています。



ですが弱点も多々あります。
寒さや雨、風が強いなどの気象条件によっては活動しません。
なので近年、人工受粉が見直され、マメコバチとの両立を当農園ではしています。
うちではラブタッチという交配機を使用しています。


花粉をラブタッチにいれ、スイッチを入れると棒の先のハケの部分から出てくる仕組みです。
花粉の使用量は綿棒による受粉の何倍にもなりますが、受粉できる面積が、一人で約30a程できます。綿棒のの方は十分の一程度です。
ただ人による労力なので作業のキツさが半端じゃないです。
なので今年は新しく、先日紹介した薬剤散布に使用する、真っ赤なスピードスプレイヤー(通称SS)の風の力を利用して、花粉をとばして受粉させる機械を導入しました。


ラブタッチとの違いは、
メリット
・受粉面積が一時間に1haほど(花の開花さえあえば一日で受粉作業が終わる)なので
今年みたいに気温が高く、開花から落花までの期間が極端に短い時に有利
・人の労力がかからない
・体が楽
デメリット
・花粉の使用量がラブタッチの3倍程かかる。
・受粉の確実性に疑問が?
など良い面、悪い面様々あります。
来年度はマメコバチ、ラブタッチ、SS交配機これら三つを組み合わせて少しでも受粉率を上げていきたい。
ちゃんと受粉したりんごは、種がまんべんなく入る。果形が良い。イコール味も良いのです。
少しでも美味しいりんごを作れるよう試行錯誤の日々は続きます。

4月28日王林の中心花がちらほら咲き始めました。


うちの園地にある品種の中で最も早く開花するのが王林です。
今日の午後には側花も咲き始め、明日には満開になりそうです。
4日連続の夏日!暑すぎる!
4月に満開になるのは、私が就農して二回目です。
あまりにも早い生育に仕事が追いつかず、体力、気力も限界に近い。
花粉、人口交配の準備など明日から始まります。
もうひと踏ん張り、頑張ります。
今日は家族で弘前城桜まつりの夜桜へ行ってきました。
あまりに早い春の訪れに仕事が追いつかず、ホントはゆっくり昼に連れてきたいのだが(泣)
今年は弘前城本丸石垣改修工事にともない、内濠の中に入れる特別企画が!



普段は水のはってある内濠から見る弘前城と見事な満開の桜に感動です!


また石垣の構造と、それを作った先人の苦労、見事な技術に感銘を受けました。


もう見ることができないであろう経験に感謝です。
弘前公園ではソメイヨシノやシダレザクラなど52種、約2600本の桜が咲き乱れています。
その中でもおすすめは弘前城天守の所と西濠の桜のトンネルです。


桜の咲き乱れる中を散歩するのは最高の贅沢です。
青森に生まれて良かった。
機会があれば、ぜひ一度来てみてください。
今年は近年希にみる春の早さ!
剪定など遅れまくりで、日の出とともに畑へ行き、日暮れとともに家に帰る。そして寝る。
すばらしく健康的な生活なはずだが、気の焦りとともに、疲れが限界に近い!
とブログの更新が長引いた言い訳をしつつ・・・
今日は一回目の薬剤散布!
愛車の真っ赤なフェラーリで・・・


最近、無農薬が流行りのようだが、どうなんだろう?
無農薬=美味しいは個人的には違うと思います!
ウチの隣の畑にも10年以上無農薬してる人いますけど、秋には散々です。
りんごも少ないながらも実ってるけど、葉っぱは病気でないし、木はかわいそうなくらい衰弱してます。
拝借して食べてみたけど、美味しくない。葉っぱがないんだもの!残った葉っぱも生きてない!栄養は葉っぱでつくるのだから当然だよね!
人は食物や動物などの恵みをいただいて生きている。
いただく素材に力が無いと食べても力にならない気がする。
衰弱してたり、病気で元気が無い木で、美味しいモノってできるのかなぁ?栄養になるのかなぁ?
食べてその人の力になる、生命力溢れるりんごを作りたいなぁ!
必要以上に薬をかけるのはどうかと思うけど、齊藤農園では必要に応じて適切に薬剤散布してます。
口に入れて食べるものだから、当然、安全性など、我々生産者が考えなければいけない事です。
日本の農薬の使用基準や安全性等は世界トップクラスです!
プロとして適切に、真面目に使用することをお約束します。
また、農薬の管理もすごく大事なことです。
齊藤農園では農薬管理庫で鍵をかけて適切に保管してます。



こんな事の積み重ねが食べる人、作る人、全ての人の安全、安心につながっていくのだと思います。
こんな事を考えながら薬剤散布してました。
雪解け水と雨が重なり、わが町を流れる岩木川が氾濫した。
町への影響はないものの、堤防内の園地は川になりました。



この画像は朝一で撮ったもので、最高水位は夜中でこれより1m以上高かったようです。
ちなみにうちの園地のすぐ下まで水がきました。


園地そばの堤防も決壊してます。



二年前には今までで最大の川の氾濫があり、その時はうちの園地も2mほど水位があるほどの災害でした。
三割程のりんごが収穫前に水につかりました。
初めてうちの園地に被害がでたときでした。
水に浸かったりんごはほぼ腐ります。
薬剤で一個一個すぐ洗えば残るものもありますが、商品価値はほぼありません。
自然の猛威を感じました。
自然を相手に仕事をしているからか、ここ最近の自然環境の変化の激しさをすごく感じます。
台風、雹、霜、水害等など心配がつきない職業ですが、万全の対策と対処で、自然と共に歩んでいきたいです。
若手農業トップランナー塾というところで、一年間勉強させていただき、
今日無事に青森県知事より修了証書をいただきました。


今まで栽培技術にほとんどの力をそそいできましたが、
三年前に今でもお世話になっている友人との出会いにより、今一度自分の経営を見直そうと思い、その友人の勧めもありトップランナー塾へと入塾しました。
そこでの一年間は、今まで私が考えもしないような新しい学び、気づきの体験ばかりでした。
四元正広さんの物語マーケティングの講演会、
石倉憲治さんのマネジメントゲームでの体験型経営術を学ぶ研修
大浦雅勝さんの成果を上げるWebサイトの活用術
等など刺激をうける研修ばかりでした。
またアグリフードEXPO東京、ワールドフルーツEXPOという商談会へ参加して自分の商品の商談、PRなどもさせていただきました。
一番の収穫はなんといっても、多くの人たちとの出会いです。
この経験、出会いは私の一生の宝物です。
この出会いと学びを、如何に活かしていくか、今からがスタートです。



今日は板柳町りんごわい化栽培技術研究会の26度総会でした。


板柳町りんごわい化栽培技術研究会は会員が100名を超え、県内でも屈指の
わい化栽培技術の検討、技術指導、技術交流する研究会です。
青森県りんご協会主催の、わい化栽培技術競技会という、りんごの実っている状態の「木の品評会」(5人の団体により実った収穫量、品質、病害虫の有無などの様々な審査)でH16~H23まで8連覇を含む過去13回の優勝(第一席)をしています。
私もH16からの5連覇を含む7回、5人の団体のメンバーで受賞してます。


前会長曰く「来る者拒まず、去る者追わず」の精神で、徹底して現場第一主義の技術検討をモットーにしてるとのことです。
実際に私もなにも知らない就農当時より、技術、心構え、酒の飲み方(笑)など、先輩方に様々なことを教えてもらいました。
そんな私も就農16年目に突入し、わい化研究会の会計を担当しています。


一年間の会の運営費の管理、予算の計画、各種事業の運営、設定などしています。
研究会の事業や運営が、いかにスムーズに進行できるか、会員のためにどうすれば一番良い勉強が出来るか?などいつも心がけています。
縁の下の力持ち的な役割ですが、色々勉強になることが多く、この役割をあたえていただいたことに、すごく感謝しています。・
とりあえず一年の事業を締めくくる総会の、監査報告、収支決算報告、収支予算案の承認を無事いただき、会計としてホッとしてます。
懇親会のお酒が美味かった。


本日、第6期青森県りんご剪定士に認定されました。


りんご剪定士養成事業とは、代々受け継がれてきた剪定の匠の技の継承と、高度な剪定技術の習得、理念と信念と実践行動力を兼ね備えた人材育成を図り、りんご産業の発展に務めることを目的にしています。
今回で第6期目になり、47人が認定されました。
平成24年度から三年間、県内のトップクラスの技術者の先生方に、ミッチリと剪定指導やりんごに接する心構えなど教えていただきました。


最高の技術を惜しげもなく伝授していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。


また、わたしにとって、りんごに対する熱い思いをともにする46人の同志に出会い、一緒に学べたことが最大の財産になりました。
勉強すればするほど奥が深く、もっともっとりんごのことを知りたいと思いました。
自分の思い描くりんごに近づきたい。
まだまだ、深く険しい道のりだが、いつまでも探求していこうと想う。
青森県のため
地元のため
家族のため
食べてくれるお客さんのため
三年間の学びをいかしたい!
今からがスタートだ。




昨日、今日と津軽は春の陽気に包まれてます。
今年は早くに多く雪が降ったせいか、二月後半から気温がずっと高めです。
あれほどあった雪もここ十日ほどでみるみる減ってきました。
消雪材(木炭)を三回散布した所はもう土が見え始めました。


ちなみに散布してないとなりの畑はまだ60cmほどあります


消雪材の効果がものすごく出てます。
ただ春があまり早く訪れるのは、りんご農家にとってあまりいいことではないのです。
早くりんごの木が目覚めるということは、春先の霜の被害に遭いやすということなのです。心配はつきません。
さて剪定もやっと半分に届こうといううところまできました。かなり遅れ気味です。
少し気合を入れ直して取り組まねば!
今日は9年生トキの剪定終了しました。


このトキ作るのがすごく難しい品種です。とにかく作りづらい(泣)
ですが中生種の王様になれるりんごです。
とにかく甘さがハンパじゃないです。おいしいんですよ!
ウチの妻一押しです!
最近は黄色品種がとにかく美味しいりんごが多いです。
黄王、トキ、シナノゴールド、ぐんま名月などとにかく味が良い。
りんごは赤いってのが覆る日も近いかも!
今日は友人が雪室りんごを掘り出すということで見学、勉強に行ってきました。
以前より雪室りんごに興味があったので、ワクワクしながら向かいました。
12月中旬に保冷庫にりんごをいれ、雪で覆ったとのこと。
雪をかきわけ掘り出すと


木箱+鮮度保持袋(中に新聞紙と)にはいった雪室りんご登場!
早速中身の確認


雪の中は温度が約0~1度、湿度が97%に保たれてるとのこと。
ドキドキしながら試食会です。


ん~美味い!
湿度が高いところでの保存のため、すごくみずみずしい。
そしてデンプンが糖化していてすごく甘さが増しています。
昔、冷蔵庫がなかった時代の知恵を感じます。
まさに自然にある雪を最大限利用し、食物の美味しさを引き出す素晴らしい技術だと思いました。
今年度産りんごでは、ぜひ私も試してみたいです。
興味のある方はお問い合わせ下さい。